カーボンキュールの使用方法

交換作業基準

 

1.機械タンク内の使用液をすべて抜き取る(切りくずも除去する)

2.タンクに、稼動に必要な量の水を溜める(タンク容量の6割程度)

3.機械内を洗浄・殺菌する目的で、水量に対しカーボンフラッシュ3%(30倍)投入する

4.23時間程度循環させ、機械内を十分に洗浄・殺菌する(配管内循環させる

5.カーボンフラッシュが当たらない所や、汚れている所、臭いがキツイ所、タンク周辺などは、スプレーで噴きかけたり、

   カーボンフラッシュで湿らせたウエスなどで拭き取ったりして洗浄・殺菌する

.機械停止後、洗浄に使用したカーボンフラッシュをすべて抜き取る

再度タンクに水を溜め、カーボンキュールを適正濃度の濃い目で投入する

.稼動直後、ノズルから排出される液がカーボンキュールわるまでの間バケツなどで受け、出来る限り混入しないようにする

.機械を稼動し、液の濃度を均一にする

10カーボンキュールの濃度測定する(規定濃度に達していなければ原液追加)

 

.交換作業終了

カーボンキュールの管理について

  • 週間に回、屈折計を用いて濃度を測定する

  •  

    水の補給時は、補給水量に対して3程度の原液を投入する

  •  

    錆が発生した場合は、原液12程度追加する

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    腐敗臭が発生した場合は、原液12程度追加する

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    交換時の使用済液は、水溶性廃液として処理して下さい

以上の管理を実施することで、加工性能の安定と切削液寿命が長くなり、コスト低減に繋がります。